焦らず、ゆっくり

この2週間、なかなか剣道のお稽古に行けず、ブログの更新も滞っていた。

子どもたちの運動会シーズンに加えて大型台風19号の襲来、体調不良、子どもの体調不良…。いろいろなことが重なって、お稽古も自主練も一回ずつぐらいしかできなかった。

これではダメだと思い、自宅前の路上で竹刀を振ってみる。手に竹刀の重みを収め、背筋をまっすぐに伸ばして中段の構えをとる。すると、なにかスッと意識が一点に集まってくるような気がする。その意識を丹田に集中させるようにつとめながら、一挙動の素振り。前進後退面。数分素振りしただけなのに、なんだか体が内側から熱を帯びてくる。

娘はついに竹刀組から防具組への昇進(?)を果たし、面と小手の装着に戸惑いながらも激しい打ち込み稽古に精を出している。

先日はいきなり試合稽古デビューし、一学年年下の男子にストレート負けした。

試合が終わってもしばらく面を外さないな、と見ていたら、悔し涙を隠していたと後になって聞いた。彼女はこうやって少しずつ、強くなっていくんだな。

試合に勝つためには早素振りの練習が効果的だと先生から教わり、毎日は無理だとしても、これからなるべく時間を見つけて一緒にやっていこうと決めた。私の素振りもキレが足りないと先生に言われているから、ちょうどいい練習だ。

娘と一緒に強くなっていこうとは思わない。そんな欲は、まだ出せない。今の私はとにかく基本を体で覚えること。

地道に練習を重ねるのが私なりの答え。だが、ほぼ同時期に同じ道場で社会人デビューした、私よりももっとずっと若くて見込みのある女性に聞いてみたら、ちょっと違う答えが返ってきた。

彼女の場合、素振りなり、すり足なり、およそやるべきことは理解したという。「あ、これは違う」というのも体でわかるそう。それを直すことに努めていると聞いて、純粋にすごいなと思った。私は、まだそこまで到達していない。

剣道はやればやるほど難しくなってくる、というのが最近の私の本音だ。

焦らず、ゆっくり。そのかわり、死ぬまで剣道!

投稿者: 山田ちとら

日英バイリンガルライター。主に自然科学系の記事を執筆するかたわら、幅広いテーマの取材とインタビューにも挑戦している。人生の折り返し地点を過ぎてから剣道の魅力にハマり、子どもと一緒に道場へ通う日々。

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