「お母さん、勝負しようね」

本日もお稽古。

水曜日のお稽古に参加している社会人のうち、ずぶの素人は通常わたしひとり。ひょっとしたら先生方に必要以上に指導のご苦労とお手間をおかけしているんではないかとひそかに心配している。

そんな状況にもかかわらず、必ずどなたかの丁寧な、ほとんどマンツーマンの指導を賜っている。平日の夕方にふらふらしていられるフリーランスライターの身分が、これほどありがたく思える時はない。

防具組と竹刀組とに分かれ、それぞれ別メニューで稽古を積む。防具組のほうは、11月末・12月初旬に控えているトーナメント大会出場に向けての選抜が始まった。もっぱら練習試合を多く勝ち抜いた者が選抜チームに選ばれることになっているので、これまでの和気あいあいとした雰囲気のお稽古から一変して緊張感がみなぎっている。

竹刀組はというと、ひたすら基本のすり足・素振り・三挙動(面・こて・銅)、そして打ち込み。

簡単にみえるけど、やってみないことにはむずかしさが分からない。というか、やってみればみるほどにあれこれ考えて頭でっかちになり、体がついていかなくて自意識過剰なデキソコナイになってしまう。

剣道には、性格が出るんだなぁとつくづく思う。わたしの場合は、頭でっかち、自意識過剰、そしてとことんスローペース。

踏み込みを何度か繰り返したら、左脚のつけ根をつってしまった。あああぁぁ、体中のいろんなところにガタがきている……。これでも半年前からホットヨガに通い、それなりに体を鍛えてきたつもりだったのだが….。やっぱり自分が思っている以上に体力と筋力が低下している。

ちなみに娘は今のところ同じ竹刀組で練習中なのだが、もう面をつけてもよいとの先生のお達しをいただいているので、近々防具組のバトルの中に身を投じることになるだろう。剣道を始めて6か月ちょうどになるので、順調なペースで進んでいるようだ。

そんな娘と話していたのが、毎年6月に市の剣道連盟主催で行われる「婦人と子供の剣道大会 」。種目は基本試合のほか、親と子供の試合も行われる。去年は同じ剣友会所属の親子チーム(パパと息子)がすがすがしい戦いぶりを披露していた。もしかしたら、来年は娘とわたしで一戦を交える機会があるかも…?

「お母さん、勝負しようね」。娘はさらっと言い放ち、ニヤリと余裕の笑みを浮かべた。むむ、簡単には負けられないぞ。

本日習った言葉

気剣体、または気剣体一致

これを心がけて練習を積んでいるのは、なにも素人だけではない。有段者でもう何十年も剣道の道を歩んでこられた先生方もまた、日々気剣体の一致を実現するべく素振りをしているそうだ。あくまでもストイック。そしてそれが自分の心と向き合うきっかけにもなり、日本武道のありかたを如実に現わしている。

目標を持て

剣道にも人生にも言えること。子どもたちにはそう言い聞かせてきたつもりでも、自分で実行できているのだろうか。

折に触れて自分のこれまでの生き方、考え方を省みる機会を与えてもらっている。剣道と、剣道を指導してくれる先生方、一緒に稽古してくれる仲間たちに、ものすごく感謝している。

広告

投稿者: 山田ちとら

日英バイリンガルライター。主に自然科学系の記事を執筆するかたわら、幅広いテーマの取材とインタビューにも挑戦している。人生の折り返し地点を過ぎてから剣道の魅力にハマり、子どもと一緒に道場へ通う日々。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中