すり足っ……!!

昨日もお稽古だった。

とことん足さばきを鍛える練習メニューを息きれぎれにこなすうちに、ふと思った。そもそもなんですり足なんだろう?

すり足について習ったこと

すり足で地面を「噛む」。

左足のかかとはすこし浮かせる。右足も重心はつま先のほうにかけ、かかとを心もち浮かせる。

左右の足を開きすぎないよう注意。左右の足が交差しないよう注意。

前に進むときには左足を櫂のように使って右足を漕ぎ出し/押し出し、すばやく左足をひきつける。後に進むときには左足をまず後退させ、すばやく右足もひきつける。

右に進むときには右足が先、左に進むときには左足が先に進む。

すり足について考えたこと

剣道はもともと剣をあやつる武士の習わしから来ている。ということは、互いに剣と剣で挑む=生きるか死ぬかの瀬戸際だった一騎打ちでは、いかに相手にスキを見せないかが大事だったはずだ。

スキを見せないということは、①いかに俊敏に、できるだけ相手よりも速く静止ポジションから移動ポジションに動けるか、②いかに体の重心を低く保ったままで動けるか、このふたつが重要だったはずだ。

体の重心を低くしたいならひざを曲げればいいじゃないか、と最初は思ったが、それだと出だしが一瞬遅くなるのではないか。構えから攻めに入る時にいちいちひざを伸ばし、よっこらと腰を上げているスキに相手に切りかかってこられてはたまらない。

だから両足は曲げずにすっくと伸ばしておくのではないか。さらに、ピーンと木偶の坊のようにまっすぐ伸ばしているのではなく、左足のひかがみをちょっとだけくぼませておくことで、ふくらはぎあたりに力を溜める。いざ斬りかかる時に、ふくらはぎに溜めておいた力を一気につま先から放出させて地面をいきおいよく蹴り出し、右足を前にはじき出して力強いスタートを切る……のではないだろうか?

…といろいろ妄想してみる。

妄想してみたところで、なんら自分の足さばきに改善が見られないのだが。

まだまだ武士の洗練された所作からは程遠いおばちゃんなのだった。

投稿者: 山田ちとら

日英バイリンガルライター。主に自然科学系の記事を執筆するかたわら、幅広いテーマの取材とインタビューにも挑戦している。人生の折り返し地点を過ぎてから剣道の魅力にハマり、子どもと一緒に道場へ通う日々。

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